和楽紅屋さんのラスクが、気に入ってしまいました。
和楽紅屋は、焼き菓子で有名な自由が丘モンサンクレールのパティシエ辻口博啓さんのプロデュースしたお店で和菓子屋さんです。辻口さんが和菓子?と思っていたのですがこの方は生まれは石川県で和菓子屋さんの息子として生まれた方だったんですね。
いろいろ和菓子もあるのですが今日ご紹介するのは、和楽《わらすく》です。
和楽《わらすく》
胡麻、味噌、醤油、ゆずなど和の素材をアレンジしながら独特のフレーバーを創り出しています。
『紅屋自家製つぶ餡』をつけてお召し上がり頂きたいと存じます。
つぶ餡??そんな存在すっかり忘れていました!でもつぶ餡なしでもとてもおいしくて変わっていて個性的で今度実家にもってかえろうと思っています。
和楽紅屋の和楽《わらすく》ラスクの味は個性的な和のバリエーションがあり、醤油?あおさ?と驚く味があります。
【プレーン】和三盆と国産のみかん蜂蜜を加え、上品な甘さに仕上げました。
【あおさ黒胡椒】辻口博啓の故郷、石川県産のあおさと珠州の塩を使用し、黒胡椒を効かせた大人好みの味。
【味噌】五穀・赤だし・麦味噌を調合し、食感も良く栄養価も高い大豆胚芽を加えました。
【きなこ】厳選したきなこを使用しました。餡との相性も抜群です。
【煎茶】宇治の抹茶と煎茶の茶葉を入れ薫り高く仕上げました。
【焼きりんご】りんごジャムとシナモンを合わせ、焼きりんごそのままの風味です。隠し味に能登の名産いしる(魚醤)を入れ、旨みを引き出しました。
【黒糖】沖縄産の黒糖のみを使用しました。上に粒をのせて食感とコクを出しています。
【胡麻】炒り胡麻とすり胡麻を使用し、香り高く焼き上げました。
【ゆず】ゆずの香り豊かなラスク。ゆず皮のピールがアクセント。
写真は、最初にあけた煎茶ですが、ほろ苦さと、煎茶の香りがふわっとひろがってとても上品でした。半分くらいしっかり味がしみこんでいるので煎茶風味ではなくきっちり味がするのもうれしいです。ほかのものも、こせいてきでさすがですね。
先日あるイベントですぐちかくで辻口さんをおみかけしたのですが、すごく個性的ですてきな方だと感じたのですが、やっぱり個性的な方は個性的なお菓子をつくられるんですね。和菓子屋さんに生まれ、きっと幼少のころから和菓子にふれ、和菓子のセンスが身についたうえでのフランスの焼き菓子のパティシエになられて、そしてまた和菓子と融合させてラスクがうまれたんですねえ。
柚子なども、和菓子のような洋菓子のようなどちらともとれる不思議な味でした。一枚一枚個装されていて、賞味期限も長いので、手土産や贈り物にもいいと思います。ラスク自体はバターがはいっていますが、味は和風の物が多いし、味も甘くないものも多いので、甘いものが苦手な方や洋菓子は・・といわれる方にも贈ってみてはいかがでしょうか?関東に住むことになって、初めて自由が丘にいったとき、私の頭の中には、ガイドブックなしでも歩けるくらい地図が頭にはいっていました。それくらい憧れの大好きな自由が丘で「日本一の焼き菓子のお店」として頭にインプットされていたのが、辻口さんのモンサンクレールでした。関東に住んで、自由が丘も近い存在で、あのドキドキした感じはもう思い出になりつつありますが、それでも特別な存在です。