本屋さんに泊まって本棚で寝る?「BOOK AND BED TOKYO」京都店に宿泊しました。京都女子旅(06)

京都の旅の1日の最後は、宿泊地へ。
丸一日、遊んでヘトヘトなって「さ、ゆっくり寝よう」という流れが普通ですが今回は違います。メインかもしれないほどの楽しみだった「BOOK AND BED TOKYO」東京にも何店舗かできましたが、私は京都店に宿泊してきたのでそのレポートをお届けしたいと思います。ずっと行きたかったところです。

一つ前の記事は、メディアでも話題になったどーんと卵がのった鰻屋さんのお話でした。

「BOOK AND BED TOKYO」は、行く前も行った後も、友達や家族に話してもなかなかわかってもらえないこの満足感は実際に行かないとわからない感覚だったと思います。ホテルでもないカプセルホテルでもない不思議な空間。好き嫌いがハッキリ分かれると思いますが、私は好き。

本屋さんに泊まって本棚で寝る?「BOOK AND BED TOKYO」京都店に宿泊しました。

場所は、祇園四条からすぐ、7番出口からでたら鴨川をくるっと回ったところです。

BOOK AND BED TOKYO フロント

いろんな夜賑わいそうなお店や飲食店の入ったいわゆる雑居ビルの中にあります。きっと他のお店のお客さんも実はホステルがあるなんて知らない人もいそうな雰囲気デス。小さなエレベーターに乗って着いたら目の前にはただ扉がありました。

扉の向こうはいきなりフロント。
フロントといってもお洒落なピンクがかったバーカウンターのようです。「BOOK AND BED TOKYO AND Beer」と書かれています。ここ京都店はビールが飲めます。

住所や名前をかいて、簡単に説明を受けてチェックインします。私はバスセットをもてきてなかったので500円でエコバックに入ったセットをお借りしました。

フロントではドリンクやお洒落な近辺の地図なども置いてありました。

ところで、BOOK AND BED TOKYOって?

「BOOK AND BED TOKYO」はお洒落なお部屋探しの「R−STORE」が経営するホステルで「泊まれる本屋」がコンセプトです。「本屋」といっても気に入った本を購入することはできないのですが、図書館のような整然としたものではなくまさしく「本屋」です。池袋店のついで2号店がここ「 BOOK AND BED TOKYO 京都店」です。コンセプトは同じですが、今や九州の方にできた店舗は二人部屋があったり他の店舗は2フロアだったり様々デス。
本のセレクトも各店舗ちがうようでここは、「世界で一番素晴らしい本屋」10店舗と言われた「恵文社一乗寺店」が担当されているそうです。

まずは荷物を置いて身軽な格好に着替えます。

お部屋はどうなっているかというと・・・わかりますか?本棚の中に番号が振ってあって梯子がかかっているのが。

この一つ一つがお部屋というか自分の箱です。
大きな本棚があってそのまわりを歩き本棚の内側が押入れの中のような空間になっています。

お部屋の種類は、「standard」「compact」「river view」の3種類。お友達と一緒なら本棚の中ではなく上下左右と大きな種博スペースだけの棚がある…たぶん「compact」かな?がいいかもしれません。
女の子たちがそれぞれ自分のスペースにゴロンとなって顔だけ出しておしゃべりしていて楽しそうでした。

私が泊まったのは「standard」本棚の中です。

床がそのままベッドになっています。おふとんもあります。シーツや枕カバーは別に渡されるので、枕はカバーに入れて、シーツの生地でできた袋状の寝袋のなかにはいって寒ければその上から布団をかける感じです。

壁には本の1ページをぺりっと破って張ったかのようなメモが。してはいけないこととか、ドリンクのメニューやWi-Fiのことなんかが書いてありました。

ちらっと見えますがハンガーも常備してあります。足を伸ばして座った状態で頭上にあまり余裕がないのでコート類はかけられませんがセーターはかけることができました。

写真でみると狭く感じますが、思ってたより広いし、大の字にはなれませんが、寝返りもごろっとできるし、頭の上も足元も結構荷物が置けます。この狭さがなんともなんだか子供の頃押入れに入って遊んだことを思い出すし、落ち着きます。

コンセントも、棚も小さな金庫的な鍵もかかる棚もあります。

工事現場でみるような無機質なライトもひとつ。

少し上の写真に上にロールスクリーンが見えると思うのですが、天井はこれだけです。たぶん、簡単に言えば沢山の仕切りのついたケースの一つ一つに上をペタッと蓋をしてる感じです。

お隣どころか四方八方の気配は感じます。若い女性が多かったですが、ビジネスマンのかたも。
でも、きっとここに来る人はみんな同じような感覚で「本屋さんにとまるなんてなにそれ!お洒落!」と思ってくる人ばかり。最初は緊張したけれど、知らない女の子が歯磨きしながらパジャマで行き交う中、裸足でそとのソファに寝転んだりしているうちに、寝る頃にはどうでもよくなりましました。

お店自体が狭い(狭さは一度も感じなかったけど)ので他のお客さんもすぐに顔見知りになる程なんですけれど、貴重品などは気になるかもしれませんが、一応鍵付き棚もあるし、私は朝方まで気づかなかったんですがお部屋カーテン意外にも閉めるドアが付いています。わたしはハシゴがちょっとなれてなかったのでエコバックにお財布や(店内で現金は使えないけど)スマホとか防寒着を入れてウロウロしてました。

上の写真を箱の中から見るとこんなかんじ。目の前がお手洗いとシャワーが並んでいます。

シャワーも浴槽があるところもありました。完全にお手洗いとは別だし、ドアをあけて脱衣所があってその奥にシャワーのドアなので、隣を使っているシャワーの音は聞こえますが箱の中にいるときにはほとんど聞こえません。お手洗いもシャワーも綺麗!

その横は大きな5人くらいが並んで使えるようなシンクとドライヤーも完備。
12時まではシャワーもドライヤーも使えます。
一度も人とかち合うこともなく快適でした。

真冬とはいえ、1日中山やら町やら歩いたのでとりあえずブーツを脱いで、(一番下の本棚が荷物や靴を置けます)シャワーして、パジャマがわりのゆるーーい服に着替えたらなんだか眠くなってしまったのですがまだ寝ませんよ。

シャワーセットのエコバックはお土産にもなっていい記念に。

お借りしたシャワーセットは、歯ブラシセット、ボディシャンプー、シャンプー、リンス。量もタップリで朝晩シャワーをする人も十分です。香りもハーブ系で男女問わず使える香りでした。バスタオルは帰るときにそとのボックスに返します。その他のものはエコバックも含めもちかえれるのでロゴのスタンプが押されたエコバックは記念になってよかったなーと思っています。

仕事するつもりでしたができませんでした。長編小説を読むこともできない雰囲気に飲まれてみました。

最初はiPadProを持ち込んでがっつり仕事をするつもりがなぜか全身のやる気スイッチがオフに。
周りも裸足でソファに寝っ転がったり、スタッフのかたも同じように中にいるのでゆるーい感じで声をかけてくれたり、音楽の音量が下がり、照明が少しずつ落ちいい雰囲気に。

いろんな目に見えるもの、雰囲気や空気までが全力で「リラックスしてねー」って言ってるかのようでした。

私、実は友達と旅行とかに言っても寝るときには別々の部屋がいいタイプです。そんな私がこんなにリラックスできるなんて不思議でした。私趣味がカフェ巡りなんですけど、ほんと深夜のカフェの雰囲気に似てるかもしれません。

すっごい小さい漫画。

仕事するのは諦めて読書。読書といっても、ちょっと眠いので、軽めの本や気になっていた本など。

特にこの「翻訳できない世界のことば」素敵な本でした。買って手元に置いておきたいと思うくらい。

「翻訳できない」ってどういうこと?って思ってたんですが、中を見たら納得。例えば「こんにちわ→ハロー」みたいにそのまんま翻訳できないってことですね。
日本語の「BOKKETTO」は私の得意なことだけれど、説明するとこんなに長い。チリのどこかの原住民の方の使うYAGHAN語で書かれた「MAMlHLAP〜」という長い言葉は日本語で言うとさらに長いけど、とても共感できる素敵な言葉でした。

他にも色々、本屋さんでは手に取ったり買ったりしないだろうなーと言うようなジャンルまで。子供の頃は学校から教科書をもらってくるとその日のうちに全部読んだり車でやってくる移動図書館で読む本がなくなるほど読んでた本ですが最近はもっぱら仕事がらみの本や雑誌ばかりだしそれも殆どがKindleで読んでるので久々にいろんな本を読んだと言うか眺めたと言うか…。

今回はチェックインしたのが遅かったので今度機会があったらもっとはやくにきてじっくり一冊を読みふけって見るももいいなーと思いました。

気づけばあちらこちら寝息が…私も「本を読んでたらいつのまにか寝てしまった寝落ち」するために一冊本を選んで自分の箱に戻りました。

しかし、なぜか戻ると日本酒のにおいとかなりの大音量の賑やかなイビキが。お酒を一滴も飲んでないのになんだか酔っ払ってしまいそうなくらい…。周りは京都の美味しいお酒とお料理のお店もたくさんありますからね。

さっきまでは静かなところにいたのでかすかに聞こえてた、どなかたの寝息や寝返りを打つ音まで耳に心地よかったのに。しばらく寝れずぼけーっとしてました。

でもそんなことも、想定内だし、不愉快にはあまり思わず「ま、ねれなくてもいっか。気配しかわからないけれどこの人も素敵な1日だったんだろう。お酒も美味しかったんだろうなー」なんて…全く問題なしです。

朝は人気のパン屋さんでパンを買ってオシャレ家電で朝食を食べます。

本を読みながら寝落ち体験は残念ながらできなかったのですが、いつのまにか私も寝てました。家だと本当にいつまでも寝てるタイプなんですけど、旅行だと起きるのも早い私。まだ誰も起きてない早朝の景色をぼーっとながめたり少しずつみんなが起きだすのを気配で感じたり。たぶん3時間くらいは寝れたでしょう。きっと。

朝食は、すぐ近くの駅にある創業65年を迎える京都のベーカリー『志津屋』のパン。トースターがあったので色々気になりつつもシンプルなクロワッサンを。

一角にお洒落なコーヒーマシーンやトースターがあって自由につかえます。
「バルミューダ スチームオーブントースター」が!
最近イートインのあるパン屋さんでもこのトースター置いてありますよね。

「すぐ焦げるから見てたほうがいいですよ」と言われ、じーっと観察。

トレーにドリンクもおいてソファへ。安定感のいいトレーでドリンクも安全です。

せっかくなのでもうちょっと読書を。

せっかくなので朝食の後も休憩がてらもうひと読み。
頭の中はまだぼーっとしているので、読むというより「見る」感じ。

ボサボサあたまで撮影したいものとカメラを持って家の中で白い壁を探す…私のことだなーっておもったり。

寝転んで見たら天井にたくさんの本が降ってくるみたいで。

本当にお化けでもなんでもいいから会いたいなあと常々思っている私。なみだがでそうになったり。

さ、今日一日まだまだ京都を楽しみたいから準備してチェックアウトへ。

「本がたくさんあって眠くなったらそのまま寝てもいいカフェ」のようなホステルでした。一晩くらい寝なくてもいいやっていうときにまた行きたい!

室内はワンフロアで回廊のようになっています。くるっと回るのに1分かからないほどの広さに、本好きな人が集まってくる。
がっつり喋るわけでもないけれどお互い存在は認識してて、みんな本をよんだりボケーっとしたり、イライラしたりする人もいないし、ゆっくりとした独特の時間の流れの中で一晩ご一緒に、付かず離れずの距離でなんとも快適です。
男女一緒ですが、最低限のプライバシーは守られているので安心ですよ。
ゲストハウスやドミトリーや相部屋とかで泊まったことがない私でも問題なく過ごせました。

私も正直「行きたい!でもちょっと色々不安…」と思っていたのでこの記事がそんな方の背中を押せたらいいなーと思いました。特にひとり旅の女性!おススメです!

スタッフさんも常時いるし、フレンドリーだし、お客さんの中に自然に溶け込んでくれているので安心です。

夜は、真っ暗にはなりませんが少しずつBGMがなくなり照明も暗めに雰囲気も抜群です。
朝と夜の同じところからとった写真をあげてみましたがわかるでしょうか?
深夜の雰囲気も朝の明るい雰囲気もいい感じでした。

池袋が本店で京都、京都、福岡、新宿、浅草…そしてつぎは大阪にもできるそうです、人数の規模も雰囲気も本のセレクトも土地によって様々です。

全ての方にお勧めできるかどうかはちょっと難しいですが、「カフェ好き」「みんながいる中のひとりの時間が好き」「本が好き」「ぼーっとしたい」「一人がいいけれど全くひとりは寂しい」そんな方ならきっと気にいるはずです。
ドアを開けてから出るまでずーっとワクワクしてた気がします。

二日目も絶対に行きたいところは決まっていたのですがそれ以外はのんびりのはずがのんびりはしたけれど昨日と同じくらい歩くことに。京都の町並みはなぜか歩きたくなりましたね。引き続き京都旅行記で綴ります。

BOOK AND BED TOKYO 京都

次のには、さらにどっぷり京都を楽しみました。
また歩いて歩いて・・・・京都らしい「自分でお茶を入れてみる」そんな体験をしました。

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