1月17日おむすびの日@新潟の郷土食「かぐら南蛮味噌」のおむすび
今日は1月17日です。19年前の今日私は兵庫県芦屋市で自宅が全壊、多くの友人・ご近所の方を亡くしました。忘れられない日です。
1月17日は、阪神・淡路大震災の日。 豊かな、飽食の暮らしが根本から問い直されました。 食べ物もなく、不安のどん底にいた被災者は、ボランティアによる炊き出し(おむすび)に助けられました。 この大震災での体験をきっかけに、「ごはんを食べよう国民運動」がはじまりました。 いつまでも食料とりわけ米の重要性、ボランティアの善意を忘れないために、ごはんを食べよう国民運動推進協議会では1月17日を「おむすびの日」と定めました。 (2000年に日本記念日協会登録済) 1995年の震災から19年を迎え、あらためてボランティアの善意、食料や危機管理の大切さを考え直していただけたらと思います。
via:「おむすびの日」記念アンケート|ごはんを食べよう国民運動―ごはんを中心とした日本型食生活のよさを見直しましょう―
語り出すともう止まらなくなる記憶の数々ですが。実は、あの日最初に口にしたのっておむすびでした。
家は、1階がつぶれて2階がお隣の庭にずれ込みかろうじて柿の木で支えられていました。周りの家はすべて倒壊して、近所の方の助けを求める声の中、2階の一つの部屋で寝ていた家族3人は無事で2階の窓からおりました。その後、父はご近所の方と協力して倒壊したおうちから助け出したりと忙しくしている中、母の生徒さんが、心配して走ってきてくれて、私のポケットに押し込むように入れてくれたのがいくつかのおむすびでした。そのおうちも倒壊したのに前の日の炊飯器を探してそれで結んでくれたのに「うちは大丈夫だから!うちは大丈夫だから!」って。ほんとに直後のことでした。
その後災害の大きさがわかり、近くに住む祖母のマンションも倒壊し、1階に住んでいた住民で助かったのは祖母一人でした。28時間後に助け出されました。今では震災の経験が生かされて保存食などもありますがその頃はなかったんですよねえ。食べもののありがたさ、水のありがたさを、感じた震災でもありました。その方はその後も母のそばにいて私たちのそばにいて今もそばにいて一緒に泣いて一緒に笑ってくれる存在です。本当にありがたかった「おむすび」です。
他にもその当時食べたもので、楽しい時間に食べたものを時がたって食べても思い出を引き出すカギになる様に逆のものもあります。書きませんがいくつかあってそれ以来食卓から消えたものも。でも不思議とこのおむすびは嫌いにならず、なぜか温かい気持ちになります。他にも私はおむすびはたくさんのたくさんの思い出があるのですがそれもまた今度・・・。
で・・・・・そんなおむすびの日ですが、ガラッと明るく最近知ったおむすびの具を一つ紹介したいと思います。
新潟の、神楽南蛮味噌です。昨年新潟の物産展でこの神楽南蛮味噌をたっぷり塗ったおむすびを買ってきたあと、参加したおむすびの会が「新潟の食材」でこの神楽南蛮味噌をつけてみんなで焼いて食べたんですが。
さらに一人で「神楽南蛮味噌うまーーー!」とか思ってったのがこのみんなで焼くという行動でまた楽しい記憶が追加された食材の一つとなりました。
もちろん焼かないでそのままご飯にのせてもおむすびにたっぷりそのまま、塗るというよりからませても美味しいけれどこの焼くという工程で香ばしさ倍増♪もう一つ・・・と手が伸びてしまいます。
神楽南蛮という辛い野菜を使っていますが、ししとうや辛いものがお嫌いな方でも、お味噌の風味と相性がいいので好きになる方がいるんじゃないかなと思うほどの相性の良さです。
いろんなお店の味があるのですが、「ここのも美味しいよ」情報お待ちしてます。私もいろいろ食べてみようと思います。
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