クリスマスの思い出
クリスマスの思い出=私の誕生日の思い出になるのですが・・・・
クリスマスといえば、クリスマスパーティとかクリスマスデートの思い出が多いと思いますが私にとってクリスマス12月25日は誕生日です。そして一番思い出に残っているクリスマスは、2001年のクリスマスです。
それは、2002年の春に結婚して、家をでて兵庫県から横浜へ嫁ぐことが決まっていたので独身最後のクリスマスでした。
その頃は、遠距離恋愛中の彼も(もちろん今のだんなくんですが)うちに泊まっていたのですが、その最後のクリスマスも彼と家族とみんなで過ごすことができました。
大人数でしか食べられない。でもどうしても食べたかったクリスマスケーキはこれ、今はなき、大阪淀屋橋のグリアガースンの雪だるまクリスマスケーキ。会社に入社して以来ずっといつかはと思っていたケーキをわざわざ予約して、取りに行って、彼が到着した日に家族で早めのクリスマスをお祝いしました。
たくさんお取り寄せやおいしいケーキ屋さんは知ってると自負している私ですがいまだ、グリアガースンを超えるお店はないと思っているくらいです。
この後直ぐに閉店してしまったので、私にとってこれも思い出の味。グリアガースンの最後の味です。
我が家ではクリスマス当日は私の誕生日をお祝いするので少し早めにこうして、クリスマスケーキを食べて、当日やイブはクリスマスケーキではなく誕生日ケーキでクリスマスをお祝いします。
が・・・・本当の意味でクリスマスの思い出といえばこのクリスマスケーキが美味しかったことではなくて、次の日に、25日だったか24日だったかはちょっとあいまいなのですが、
彼と朝散歩にでかけて、帰ってきて、今日は家にいるかなと思っていると母が、「どっかお昼たべてきたら?」と・・。
この頃は両親もできるだけ外食は控えて家でみんなで食べて欲しいとおもっていた時期だったので、不思議だなとおもいつつも。私は彼と一緒に歩くのが好きだったので、かなり遠いお寿司やさんまでひたすら歩いて帰ってきたのは夕方。
そしてよるご飯の手伝いをしようとすると、「いいよ。今日は私たちがやるからね。」と父と母。
この頃は、だいぶん母も台所に立つのがしんどくななっていて、普段は私と父が作っていたので心配ながらも、その言葉に甘えて、テレビをみたり、遊んだりしていました。
そして夕食後・・・「ケーキがあるよ」という母。あれ?昨日たべたやん。まだたべるの?でもケーキ買ってたっけ?とかのんきにしていると出てきたのがこれ。
びっくりしました。
父と母が私たちが出かけている間に作ったバースデイ&クリスマスケーキです。ご存知の方は少ないかもしれませんが、この頃のこの時期ってどこも、クリスマス仕様でなかなか町のケーキ屋さんでは誕生日ケーキや、誕生日用のろうそくってないんですよね。パッケージもクリスマス仕様だったり。
といことで、父と母が手作りしてくれたケーキです。市販のスポンジと生クリームとイチゴと、中には缶詰のフルーツが。
見た目も味も手作り感いっぱいです。ちゃんと名前入りでメッセージも入っていました。
母は「最期だからね」とか「泣くかと思った」とか言っていたけれど、本当に泣きそうな思い出です。今思い出してもこうして写真を見るだけで心が熱くなります。
両親が二人で作ってくれたケーキを食べるなんて記憶にある限りでは初めてだったし。もう台所に立つことがめっきり減ってしまった母が体をおして。作ってくれたこと。二人で作ってくれたこと。震災で芦屋を離れ、やっとやっとの思いで帰ってこられた芦屋で迎えた最初のクリスマスと誕生日。けれど、最後のクリスマスと誕生日。いつの間にそんなサプライズを考えて、いつの間に準備したり材料を買ってきてたのやら。いろんな思いが交錯して。私にとって忘れれられないクリスマスでした。私が泣くと、たぶん父も泣くだろうなと思ったので必死でこらえながら、笑いながら食べました。
家中に飾ったクリスマスグッズや、サンタのぬいぐるみ、家族3人で夏の終わりからかかって作り上げた、たたみ2枚ほどもある大きな大きなジグソーパズルの額なんかに囲まれて。大好きな両親。そして大好きな彼がいる、私にとっての忘れられない大切なあたたかいクリスマスでした。
そして。。実は我が家。父も母も出生届けは、1月5日と3日なのですが。本当に生まれたのは。12月末らへん。
そして彼は、1月5日(父と一緒)
なのでみんなでそれぞれ、誕生日の歌を、4回歌って「ハッピーバースデイ!&メリークリスマス!」とお祝いしましたよ。
一生忘れないと思います。
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